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2025/04/08

2025年版:うなぎの日(土用の丑の日)の由来・日程・風習を徹底解説

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ここでは、土用の丑の日の由来や日程、各地の風習などを解説します。暑さが増す季節に合わせて元気を付けるための工夫や、昔から続く伝統的な習慣を知ることでよりうなぎの魅力を知ることができます。

ぜひこれを機会に、土用の丑の日やうなぎのことを知っていただければと思います。

土用の丑の日とは?基本的な意味と歴史を押さえよう


土用の丑の日の基本的な定義と、歴史的な成り立ちについて紹介します。

土用の丑の日とは、四立(立春・立夏・立秋・立冬)の直前約18日間とされる「土用」期間の中で、十二支の丑に当たる日を指します。暦の組み合わせによっては季節ごとに丑の日が一度だけの場合もあれば、二度ある「二の丑」が生まれる年もあります。

現代では主に夏の土用に注目が集まり、暑い季節にうなぎなどのスタミナ食を摂る風習が広まっています。

「土用」とは?四季の変わり目と丑の日の関係

土用とは、古くから一年を四季に分ける上での重要な節目を示す期間とされてきました。四季の移り変わりである立春・立夏・立秋・立冬の前、およそ18日前後が土用と呼ばれ、この時期は季節の変わり目で体調を崩しやすいと考えられていました。

さらに、十二支の丑と重なるタイミングを「土用の丑の日」とし、昔から養生を意識した食文化が発展してきたといわれます。

「土用の丑の日」の由来と歴史的背景

土用の丑の日にうなぎを食べる習慣が広がった背景として有名なのが、江戸時代の蘭学者・平賀源内のエピソードです。

平賀源内が「本日丑の日」の看板を出すよう鰻屋に助言したところ、客足が伸びて評判になったといわれます。ただしこの説には異論もあり、実際には平賀源内以前から夏バテ防止のために滋養のあるうなぎを食べる風習が存在していたとも考えられています。

いずれにせよ、土用の丑の日が特別な食事を楽しむ行事として定着したことは確かです。

土用の丑の日はいつ?二の丑って何?

土用の丑の日は、土用期間(約18日間)のあいだで丑に当たる日を見つけることで確定します。通常、十二支は12日ごとに巡るため、土用の期間中に丑の日が1度しか入らない年もあれば、タイミングによって2度重なる年もあります。

丑の日が2度訪れる場合を「二の丑」と呼び、年によっては丑の日が7月下旬と8月上旬に連続することもあり、多くの地域で夏のスタミナ補給に活用されています。

2025年の土用の丑の日はいつ?今年は二の丑もあるの?


2025年の夏の土用は7月20日(日)頃から8月6日(木)頃までとされています。

2025年は夏の土用に「二の丑」が発生しないため、土用の丑の日は1回のみです。具体的には7月27日(日)頃が該当日となり、連続してもう一度丑の日が訪れることはありません。

したがって、二の丑のない年は比較的落ち着いて土用の期間を迎えられる一方、その1回を逃さず楽しもうとする動きも見られます。

なぜ「うなぎの日」と呼ばれる?うなぎを食べる理由と由来

土用の丑の日といえば「うなぎ」というイメージはどのように定着したのでしょうか?その理由を紹介します。

土用の丑の日は、近代以降「うなぎの日」とも呼ばれるほどにうなぎを食べるイメージが定着しました。古来より夏バテしやすい時期に、ビタミンAやB群などの栄養価が高いうなぎが滋養強壮に良いとされていたことが理由の一つです。

さらに、「丑の日には『う』のつく食べ物が縁起が良い」という考えも相まって、うなぎが象徴的な存在となりました。

うなぎを食べる理由とは?

うなぎには良質なたんぱく質やビタミンA、B群、DHAなど、体に必要な栄養素がバランスよく含まれています。

特にビタミンB群にはエネルギー代謝を促進する働きがあるため、夏場の体力維持や疲労回復にも効果的だと考えられてきました。さらに「う」のつく食材を食べると夏バテを防ぐという言い伝えが広がり、「土用の丑の日=うなぎ」の定着に大きく貢献しています。

知っておくと役立つ|関東風うなぎと関西風うなぎの違い

うなぎ料理は地域によって調理法が異なり、関東風は背開きにして蒸してからタレをつけて焼くのが一般的です。一方、関西風では腹開きにして蒸さずに直接焼き上げるため、より香ばしさを感じることができます。

ふわふわした食感を重視するなら関東風、皮のパリッとした歯ごたえを楽しみたいなら関西風、といったように好みで選ぶ楽しさがあります。

天然うなぎと養殖うなぎの違い・旬の時期も知っておこう

天然うなぎは川や湖、海で自然に育った個体であり、捕獲される数が限られているため非常に希少です。養殖うなぎは比較的リーズナブルに供給され、安定した味わいが楽しめる点も魅力です。

旬の時期は天然うなぎの場合は秋から冬にかけてとされますが、土用の丑の日には夏の食の楽しみとして養殖物が多く流通しています。どんなうなぎなのか確認しながら選ぶと、より自分の求めるうなぎに近いものを購入できるでしょう。

うなぎの日にぴったり!通販でお取り寄せできる人気うなぎ4選

さとうの鰻がおすすめするうなぎ4商品を紹介します。それぞれの商品の魅力も紹介しますので、これからやってくるうなぎの日(土用の丑の日)に備えて参考にしてみてください。

鹿児島産 うなぎの蒲焼【大】 4尾セット

豪華なうなぎの日にしたい方は、鹿児島県産の大きなうなぎの蒲焼はいかがでしょうか。一尾を丸々蒲焼に加工した商品なので、高級感を演出でき、豪華な丑の日が過ごせます。

ふっくらしたうなぎの身と程よい味わいのタレが合わさって、白ご飯やお酒がすすみます。

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鹿児島県産 うなぎ蒲焼 半身【特大サイズ】 6枚セット

半身といっても身がふっくらで大きく、満足できるサイズ感になっています。また、1枚ずつ真空パックになっているので、食べたい時にサクッと温めて食べられるのが魅力です。

セット数が複数ありますので、ご家庭の人数に合わせて選びましょう。多めに購入して、丑の日以外に食べるのも良いでしょう。贈り物としても最適です。

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鹿児島産 うなぎ蒲焼 きざみうなぎ 10袋セット

元々程よい大きさに切られているきざみうなぎは、うな丼はもちろん、ひつまぶしにも最適です。

温めるだけで本格的なうなぎが食べられるので、一人暮らしの方やご年配の方がいるご家庭にも向いています。食べやすい大きさで調理も簡単なので、リピーターが多い商品です。

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鹿児島産 うなぎ白焼 【中】2尾セット

お酒のお供にも最適なうなぎの白焼は、素材そのものの味わいを楽しみたい方にぴったりです。うなぎ本来の旨味を味わえるので食通の方にも多く喜ばれています。塩や柚子胡椒が付属しているので、アレンジも楽しめる商品です。

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うなぎ以外にもある!土用に食べると良い伝統の食べ物

実は土用の丑の日には、うなぎ以外にもさまざまな食べ物を食べる風習があります。

土用の丑の日といえば「うなぎ」が最も有名ですが、「う」が付く食材を中心に幅広い風習が各地で行われています。地域特有の風習を知ると、普段の食卓のバリエーションも一気に広がり、土用ならではの食文化を楽しむことができます。

ここでは代表的な食べ物や風習をご紹介し、うなぎ以外にも注目すべきポイントを見ていきましょう。

「う」のつく食材:うどん・うり・梅干しなど

「土用の丑の日には“う”のつくものを食べると良い」とされてきたことから、うなぎだけでなく、うどんやうり類、梅干しなども風習に取り入れられています。

例えば、さっぱりした冷やしうどんは夏の暑さを和らげる定番メニューとして親しまれます。梅干しは昔から殺菌効果や疲労回復の効能が重宝されており、うなぎが苦手な人でも簡単に取り入れやすい点が魅力です。

きゅうり加持や土用しじみ、土用餅など各地の風習

地域によっては、きゅうりを神仏に供えたり加持祈祷を行った後に食べる「きゅうり加持」という行事も見られます。

また、夏場に栄養豊富なしじみを食べる「土用しじみ」や、小豆を入れた餅を神前に供えてから食べる「土用餅」など、さまざまな独自の文化が根付いています。

どれも夏の厳しい気候から身を守る知恵として伝えられ、一年で最も過ごしづらい時期を乗り切る工夫が込められています。

土用の丑の日を存分に楽しむためにうなぎの日について知っておこう

最後に、土用の丑の日を思う存分楽しむためのポイントを整理しましょう。

土用の丑の日は、一年の中でも特に体力の消耗が激しい時期に、栄養価の高いものを積極的に取り入れるよい機会です。うなぎが苦手な方も「う」のつく食材や地域の風習に目を向けると、健康維持と気分転換に役立つ楽しみ方がたくさんあります。

2025年は7月27日(日)に土用の丑の日を迎えますので、この日を逃さず夏を乗り切る食文化を体験してみてはいかがでしょうか。

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