宮崎ってうなぎが有名!?ブランドうなぎや通販で買える南九州産うなぎを紹介
著者紹介
豊かな水資源と温暖な気候に恵まれた九州にて私たち「さとうの鰻」は食卓の真ん中に笑顔が溢れる。そんなうなぎをご自宅にお届けしています。
仕入れから加工、出荷まで車内で一元管理し、厳しい品質チェックを通過した活きの良いうなぎのみを使用しています。
うなぎの味をもっと楽しめるアレンジレシピも公開中ですので、ぜひお楽しみください。
宮崎は養殖うなぎの収穫量が全国3位!
宮崎県では、沿岸に絶滅危惧種に指定されているニホンウナギの稚魚「シラスウナギ」が、黒潮の流れにのって来遊するため、シラスウナギの採捕漁業が行われています。
宮崎県は、天然のうなぎを採捕できることに加えて、温暖な気候と地下水が豊富にあることから、1970年代以降、稲作転換などをきっかけに旧佐土原町及び新富町を中心にシラスウナギの養殖が盛んになりました。
現在では、養殖うなぎの収穫量が3,574トンと全国第3位の生産量を誇り、うなぎは宮崎の特産品として広く親しまれています。
宮崎の養殖うなぎは、独自の「宮崎方式」と呼ばれる方法で生産されています。宮崎方式は、池底に砂利を敷き、バクテリアによる生物ろ過機能を利用した循環式養殖が特徴です。さらに、うなぎの出荷後は池を完全に排水洗浄し、南国の強い日差しで天日干しを行うことで消毒を行います。
宮崎県では安定した水質と疾病予防対策により、高い生産性と高品質なうなぎを可能としています。
うなぎのブランド「宮崎うなぎ」がある
宮崎県には、うなぎのブランド「宮崎うなぎ」があることでも有名です。宮崎うなぎは、宮崎産養殖ウナギの認知度を高めるために誕生しました。
誕生の経緯としては、宮崎県内37つの養鰻業者で構成される「一般社団法人シラスウナギ協議会」から申請を受け、宮崎の「さかなビジネス拡大協議会」により宮崎県水産物ブランド品認証第10号として「宮崎うなぎ」が認定されました。
宮崎うなぎは、薄い皮とふっくらとした身が特徴で、焼き上げると外はパリっと中はふっくらとした食感になります。
九州は宮崎以外でも鰻の養殖が多い!
九州は、宮崎県に加えて、鹿児島、熊本県も養殖ウナギの生産が豊富に行われています。鹿児島県は、養殖うなぎの収穫量が7,858トンという圧倒的な収穫量を誇り、静岡県や愛知県を抑えて全国1位となっています。次に熊本県も収穫量が176トンと全国8位の収穫量を誇っています。
九州で質の高いうなぎが豊富に生産される理由は、温かい気候と水質にあります。まず、鹿児島県は、火山灰などが蓄積してできたシラス台地からろ過された、ミネラル豊かな地下水が流れています。宮崎県は、霧島山系の清らかな地下水に恵まれていますし、熊本県のうなぎブランド「阿蘇夢鰻」は、阿蘇山嶺水系の地下水を使って養殖されています。
このように、九州には、うなぎが成長するのに必要な条件が揃っているため、高品質なうなぎが豊富に生産されるのです。
通販で購入できる南九州産(宮崎・鹿児島)の美味しいうなぎ4選
南九州(宮崎・鹿児島)は温暖な気候と豊富な水資源に恵まれ、良質なうなぎの産地として知られています。
そんな南九州の美味しいうなぎを、通販でお手軽に試してみませんか?ここでは、通販で購入できる南九州産の美味しいうなぎを4つ紹介します。
普段お世話になっている人へのギフトとしてもおすすめなので、ぜひ参考にされてください。
鹿児島産 うなぎ白焼 【中】2尾セット
こちらは、うなぎを丁寧に焼いた白焼きが2尾セットになった商品です。蒲焼のタレを使わずにじっくりと焼き上げており、うなぎ本来の旨みを味わえます。
タレを使わない白焼きは、蒲焼と比べてあっさりと食べられるので蒲焼が苦手な方から人気があります。また、脂質が少ないのでダイエット中の方にもおすすめです。
焼き塩とゆずこしょうが付属しますので、お好みの味付けをお楽しみください。さらに、蒲焼のタレも付属しますので、1尾は白焼きでもう1尾は蒲焼で食べるのもいいですね。1尾あたりの約143gとなので、食べ応えもあります。
鹿児島県産 うなぎの蒲焼【大】 4尾セット
こちらは、肉厚で脂の乗ったうなぎを職人技でじっくりと焼き上げた蒲焼を、4尾セットでお届けします。
うなぎ1尾あたりが約156gとしっかりボリュームがあるので、ご家族でシェアするのはもちろんのこと、贈り物にもおすすめです。
さとうのうなぎの蒲焼は、独自の加熱技術を使って焼き上げるので、中はふっくら、外はパリッとした食感をお楽しみ頂けます。
うなぎにはタレがしっかりと染み込んでいるのでそのまま食べても良いですし、特製鰻のタレが付属するので、好みに合わせて味の濃さを調節しましょう。
こちらは、職人が丁寧にさばいたうなぎを、カットして食べやすくした「きざみうなぎ」です。10袋セットと豪華な内容になっているので家族みんなで楽しめるでしょう。
南九州産(鹿児島・宮崎)のうなぎは、脂のノリがよく、肉厚でありながら身がふっくらとしています。さとうの鰻の特製蒲焼のタレを使って丁寧に焼き上げるので、味がしっかりと付いておりご飯が進みます。
きざみうなぎは食べやすいサイズなので、蒲焼が食べ辛いと感じている高齢の方や小さなお子様でも安心して美味しく食べられるでしょう。
きざみうなぎは、白ご飯に乗せてうな丼にして食べるのが定番ですが、お茶漬けやひつまぶしにして食べるのも美味しいですよ。
鹿児島産 うなぎ蒲焼 きざみうなぎ 10袋セット購入の方はこちら
こちらは、肉厚で脂の乗ったうなぎを贅沢に味わいたい方におすすめの商品です。1枚あたり約300gと、特大サイズのうなぎを6枚セットにしてお届けします。
ボリュームたっぷりの内容となっており、家族全員でシェアしても大満足の内容量となっています。さとうのうなぎでは定番の、最も人気が高い商品となっていますので、どの商品を選べば良いか悩んでしまう方にもおすすめ。
お世話になっている方へのギフトとしても、喜ばれること間違いなしです。
鹿児島県産 うなぎ蒲焼 半身【特大サイズ】 6枚セット購入の方はこちら
うなぎの歴史についても知っておこう
今や当たり前に販売されているうなぎですが、うなぎの歴史についてご存知でしょうか?
日本では、縄文時代に食料や土器などを捨てる場所として使われていた「貝塚」から、うなぎを食べた形跡が見つかっています。また、奈良時代の万葉集には、歌人の大伴家持がうなぎについて読んだ歌が掲載されています。
大伴家持が読んだうなぎの歌は「夏痩せに効果的なうなぎを摂って食べなさい」と勧める内容であり、奈良時代には既にうなぎの滋養効果が知られていたと思われます。さらに、うなぎが蒲焼で食べられるようになったのは室町時代からと言われています。
室町時代には、うなぎをブツ切りにして串に刺して焼いていましたが、その焼き姿が「蒲の穂」に似ていたため「うなぎの蒲焼」と呼ばれるようになりました。うなぎを焼き上げる時に使っていたタレは、味噌から垂れた醤油にお酒を混ぜ合わせたものと言われています。
江戸時代になると、干拓でできた湿原にうなぎが住み着き一般庶民の食料となりました。時は流れて1,900年頃、静岡県の浜名湖地域でうなぎ養殖が始まり、現在では静岡県だけでなく、鹿児島県・宮崎県・愛知県も主要なうなぎの養殖県となっています。
うな丼が広まった理由
うなぎと言えば「うな丼」を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。実は、うな丼のルーツは江戸時代の芝居小屋にあります。当時、芝居小屋の金主だった大久保今助という人物が大のうなぎ好きで、芝居のかかっている間は近所のうなぎ屋から取り寄せていたと言われています。
しかし、すぐに食べないと蒲焼きが冷めてしまうという問題がありました。そこで今助は、使いの者に熱いご飯を入れた器を持たせ、その間に蒲焼きを乗せるという方法を考えつきました。
すると、今助が蒲焼きを買っていた「大野屋」といううなぎ屋がこのアイデアに着目し、「うなぎめし」として売り出したところ、たちまち江戸中のうなぎ屋で「うなぎめし」が販売されるようになりました。以上がうな丼が広まった理由だとされています。
うなぎ養殖の歴史
うなぎの養殖は、明治12年に鯉やうなぎなどを販売する川魚商の「服部倉治郎」が始めたのが最初だとされています。
明治30年代には、静岡県や愛知県、三重県でうなぎの養殖が盛んに行われるようになりました。昭和40年代になると、配合飼料の開発が進んだり、魚病発生を防止するための加温施設が普及。昭和50年代には、鹿児島県や宮崎県でうなぎの養殖が盛んになりました。
平成元年には、国内の養殖うなぎの生産量が39,704トンとなり、過去最高の生産量を記録。さらに、平成12年にはヨーロッパウナギなど外国からの輸入量が増加し、うなぎの国内供給量は過去最高の約16万トンとなりました。
実はうなぎの国内採捕量や供給量は減少している
海洋環境の変動や過剰な親ウナギやシラスウナギの漁獲、生息環境の悪化などが原因となり、昭和50年代後半以降は国内におけるシラスウナギの採捕量は減少しています。また、令和5年のうなぎの国内供給量は約5万トンであり、平成12年の約16万トンと比べると大きく減少していることが分かります。
うなぎの国内供給量が減少している理由としては、昭和60年頃から中国が日本へ輸出するためのヨーロッパウナギの養殖を成功させたことです。このように、国内におけるうなぎの国内採捕量や供給量は減少しており、不足する部分は外国からの輸入で補っているのが現状です。
通販で南九州産(宮崎・鹿児島)の美味しいうなぎをお取り寄せしよう
今回は、宮崎県産のうなぎの魅力や南九州産(宮崎・鹿児島)の美味しい商品についてご紹介しました。宮崎県は、温かい気候と美しい水質により、養殖ウナギの収穫量が全国で3位で、「宮崎うなぎ」という独自のブランドうなぎがあります。
うなぎ自体の品質も高く、身がふっくらとしていてとても美味しいと評判です。宮崎を含む南九州の上質なうなぎを食べるのであれば、ぜひ通販でお楽しみください!通販であれば、九州以外に住んでいる方でも、南九州産(宮崎・鹿児島)の美味しいうなぎを楽しめますよ。