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2025/02/13

うなぎの有名な産地をランキングで紹介!名産地での味の違いやおすすめの食べ方も

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うなぎはおもてなしや特別な日に食べる機会が多いですが、最近では手軽に手に入ることもあり、日常の食事でも取り入れられることが増えてきています。

いつも食べているうなぎの産地は国内の中でも複数あり、飼育環境や食べている餌などによってもうなぎの味わいが変わります。

本記事では、うなぎの有名な産地をランキングで見ていきます。また、うなぎの名産地発祥のおすすめの食べ方も合わせて紹介するので、ぜひいつもとは違う食べ方も楽しんでみてください。

いつも食べているうなぎの種類は?

老若男女から人気のあるうなぎは、同じうなぎでも食感や脂のノリ、焼き方、タレによって美味しさや味わいが異なります。

うなぎには天然や養殖、または国産や外国産などいろんな種類があります。基本的に、国内で食用として流通しているうなぎは、ほとんどが養殖です。

天然うなぎと養殖うなぎの違い

天然うなぎは、その名の通り自然の川で生まれて育ったうなぎをいいます。養殖うなぎは、うなぎの稚魚から育てたものです。天然うなぎの食用として有名な種類に二ホンウナギがありますが、実はニホンウナギは絶滅危惧種として認定されているのです。そのため、普段私たちが食べているうなぎの多くが養殖うなぎです。

「養殖よりも天然のうなぎの方が美味しいのでは」と思う方も少なくありませんが、天然うなぎは、生育している水質や餌などの環境によってうなぎの個体に大きな差が出ます。しかし、養殖うなぎは水質や水温を管理し、一定の環境で育てられています。また、餌も栄養バランスを考えたものを与えているため、品質が安定している点が特徴です。

国産うなぎと外国産うなぎの違い

国産うなぎはニホンウナギ、外国産うなぎはヨーロッパウナギなどが使われています。国産うなぎと外国産うなぎの違いには、食感や味、価格などがあります。

一般的に国産うなぎは身が細く、皮と身が薄くて引き締まっています。外国産うなぎは、身の幅が大きく、身や皮が厚くて弾力があるのが特徴です。

価格は外国産うなぎよりも国産うなぎの方が高めですが、これは育てる環境だけではなく、ニホンウナギの稚魚の漁獲高が減っていることによって高騰していることも大きな理由です。

国内の有名なうなぎの産地ランキング

国内の有名なうなぎの産地を、ランキングで見ていきましょう。

1位:鹿児島県

うなぎの産地第1位は、鹿児島県です。温暖な気候とシラス台地によって豊富に湧き出るミネラルを多く含む地下水が、うなぎの養殖に最適とされています。

また、鹿児島県の中でも特に大隅半島は、天然シラスウナギが豊富に獲れる場所です。うなぎの養殖ではシラスウナギを使うため、整った環境で質の高いうなぎが育てられるのです。

鹿児島県の養殖うなぎの収穫量は、7,858トンで日本一の生産量を占めています。(令和4年時点)(1)

2位:愛知県

第2位は愛知県です。愛知県の中でも特に西尾市と豊橋市、高浜市でうなぎの養殖が行われています。「一色うなぎ」や「豊橋うなぎ」などのブランドもあり、特に有名な西尾市の一色産のうなぎは聞いたことがある方も多いでしょう。

一色うなぎは、池入れから半年前後ですぐに出荷するのが特徴で、「新仔(しんこ)」と呼ばれます。若いうなぎの新仔は、食感が柔らかく脂や身の質が高いと人気です。

愛知県のうなぎの生産量のうちの約80%が西尾市の一色町で養殖されており、一色町がうなぎの養殖を始めたのは、1959年の伊勢湾台風がきっかけといわれています。

伊勢湾台風による大洪水によって、一色町にある田畑も水に浸かってしまいました。しかし、それを逆手にとってうなぎの養殖地として活用し、全国的な知名度を得るまでになったそうです。愛知県の養殖うなぎの収穫量は、4,205トンです。(令和4年時点)

3位:宮崎県

全国第3位のうなぎの産地は、宮崎県です。鹿児島県と同じく、宮崎県は日本の南端部に位置しているため、年間を通して温暖でうなぎにとって適した環境が整っています。鹿児島県と宮崎県に面した志布志(しぶし)湾でシラスウナギが獲れるため、養殖うなぎの産地として発展してきました。

宮崎県では、宮崎産養殖うなぎの認知度を高めるために作られた、うなぎのブランド「宮崎うなぎ」が有名です。また、うなぎを専門とする職人の協力のもと、養殖うなぎの環境保持に力を入れており、規模が大きいだけではなくコンピューターによって水温や水質を管理しているのが特徴です。

宮崎県の養殖うなぎの収穫量は、3,574トンです。(令和4年時点)

4位:静岡県

第4位は、静岡県です。静岡県は、うなぎの養殖発祥の地ともいわれています。特に浜松市は、うなぎの名産地として全国に知られています。

静岡県は海水と淡水の中間の塩分をもつ汽水湖の浜名湖で多くのシラスウナギが捕獲できるうえ、富士山に育まれる清水があり、100年以上前からうなぎの養殖が行われてきました。浜松は東海道の中間に位置しているため、うなぎを全国各地へ流通しやすい立地だったことから、全国的にうなぎの産地として知られるようになったといわれています。

また、浜名湖以外にも天竜川や吉田町、焼津(やいづ)、大井川、中遠(ちゅうえん)などでもうなぎの養殖が行われています。いずれも温暖な気候と、南アルプスからくる大井川流域などの豊富な地下水がうなぎの養殖に適した地域です。9〜10月頃に出回る露地池うなぎは、知る人ぞ知る絶品うなぎです。

静岡県の養殖うなぎの収穫量は、2,365トンです。(令和4年時点)

各名産地のうなぎの味の違いを紹介

日本各地にあるうなぎの名産地ですが、それぞれうなぎを育てる環境や使う水が異なります。そのため、同じ養殖うなぎでも、産地によって味は異なるのが当然です。名産地のうなぎの味はどのように違うのか見てみましょう。

鹿児島県のうなぎ

日本一のうなぎの生産量を誇る鹿児島県。鹿児島県のうなぎは、身が締まっていて歯ごたえが良いのが特徴です。生産量が多いということは、全国に流通している鹿児島県産のうなぎの数も多いということです。

鹿児島県産と知らずとも、うなぎを食べたことがある方も少なくないでしょう。鹿児島県産うなぎは、スタンダードなうなぎの王道ともいえる味わいが特徴です。

愛知県産のうなぎ

愛知県産の養殖うなぎは、ブランド化されたものも多く、ハイクオリティなうなぎが多い点が特徴です。一色うなぎは、地下水ではなく矢作川の水を使って育てています。養殖うなぎでも、自然に近い環境で育てているため、よりおいしいうなぎができるといわれています。

愛知県産のうなぎは、皮がパリッと仕上がる関西風の蒲焼きと相性が良いとされています。愛知県産のうなぎを食べるなら、焼き方も関西風にこだわってみるのもいいかもしれません。

宮崎県産のうなぎ

宮崎県のうなぎの養殖の歴史は、ほかの都道府県と比べると比較的新しいですが、近年は宮崎県産のうなぎの評価は業界内でも高まっています。宮崎県は地質に恵まれており、池の水が自然とろ過されるため、育ったうなぎの臭みが少なくなるのだそうです。

クセが少なく食べやすいうえに、リーズナブルな価格で手に入るため、うなぎの新興国としてこれからも人気が高まっていきそうです。

静岡県産のうなぎ

静岡県はうなぎ養殖の発祥の地ともいわれるほど、養殖の歴史が長い地域です。また、うなぎの食文化の歴史も長く、パイオニア的な場所といってもよいでしょう。

うなぎの養殖地として知られる浜名湖周辺は、ちょうど関東風と関西風の境目あたりになります。そのため、蒲焼きだけではなく白焼きやうなぎの刺身などさまざまな食べ方でうなぎを楽しむ地域です。

伝統的な楽しみ方で、静岡県産のうなぎを味わうのもよいでしょう。

うなぎを食べるならやっぱり有名産地がおすすめ!

うなぎを食べるなら、やはり有名な産地のものを選びましょう。養殖方法が確立されている産地のうなぎは、身の柔らかさや脂のノリもよくハイクオリティです。おすすめの鹿児島県産のうなぎ商品を紹介します。

鹿児島産 うなぎの蒲焼【大】 4尾セット

日本最大のうなぎの産地、鹿児島県の特大うなぎのセットです。温暖な気候と、豊富なミネラルを含む水資源で育った鹿児島県産のうなぎは、1尾約156gとボリュームたっぷり。備長炭に近い波長特性を持つ、電気ヒーターとガス火の合わせ技で焼き上げています。

ご飯の上にどんと乗せてうな重にしたり、ご飯の上だけではなく間にもうなぎを挟んで食べるのもおすすめです。

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鹿児島県産 うなぎ蒲焼 半身【特大サイズ】 6枚セット

鹿児島県産の特大うなぎの蒲焼きを、食べやすく半身にしたセットです。蒲焼きのタレは、無添加、しょうゆ・みりん・砂糖・でん粉のみで作っています。

脂も程よく乗っていて、ふっくらジューシー、箸を入れるとすっと切れるほどの柔らかさがたまりません。ちょうどいい大きさなので、1回分ずつわけて食べたり一人暮らしの方にもおすすめです。

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鹿児島産 うなぎ白焼 【中】2尾セット

職人の手によって1尾1尾丁寧にさばいたうなぎを白焼きにしたセットです。うなぎ本来の旨みや美味しさを味わえます。

タレをつけずに焼いてあるため、お好みの味付けで食べられます。付属のお塩や柚子胡椒もいいし、わさび醤油やポン酢なども合うのでいろいろ味変してみてください。

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鹿児島産 うなぎ蒲焼 きざみうなぎ 10袋セット

鹿児島県産のうなぎにタレをしっかり染み込ませて、カットしたきざみうなぎです。うなぎの食感や味わいがしっかり味わえるよう、カットの大きさにもこだわりました。お年寄りから子どもまで、食べやすい大きさです。

ごはんに乗せて食べたり、薬味や出しと一緒にひつまぶしにするのもおすすめです。

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うなぎの名産地発祥のおすすめの食べ方

うなぎの名産地発祥のおすすめのうなぎの食べ方を紹介します。

静岡県のうなぎの蒲焼き

うなぎの定番の食べ方の蒲焼きは、静岡県発祥です。農林水産省の選定する「農山漁村の郷土料理百選」にも選ばれた食べ方です。

うなぎを開いて骨や内臓を取り除き、タレをつけて焼き上げます。タレはお店によってそれぞれ異なりますが、しょうゆ、みりん、砂糖、酒などを使っています。

蒲焼きは、関東では一度蒸してから焼きますが、関西では蒸さずにそのまま香ばしく仕上げるのが特徴です。

静岡県のうな重

重箱にご飯を敷き詰めて、うなぎの蒲焼きを乗せる料理です。うなぎといえば、蒲焼きと並んでうな重をイメージする方も多いでしょう。

うな重は、「松・竹・梅」「並・上・特上」などのランクがありますが、これはうなぎの質ではなく量によって分けられています。うなぎの頭や尻尾などを味わいたい方は松や特上などがおすすめです。

愛知県のひつまぶし

ひつまぶしは愛知県名古屋市の名物料理で、うなぎの蒲焼きを刻んでご飯に混ぜて食べます。薬味や出汁が一緒に出てくるので、そのまま混ぜて食べたり、薬味と一緒に、または出汁をかけたりしていろいろな食べ方が楽しめるのが特徴です。

日本のうなぎの産地はいろいろ|食べ比べもおすすめ

日本のうなぎの産地は、鹿児島県や愛知県、静岡県などさまざまあります。それぞれの気候や水の特徴、さらに養殖方法などが異なるため、うなぎの味も変わります。

うなぎ好きなら、産地による食べ比べをしてみるのも楽しいかもしれません。通販のお取り寄せなら、うなぎの産地や種類、養殖方法などを事前に調べて購入できるのでおすすめです。お気に入りの産地のうなぎを見つけてみてください。

 

 

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