うなぎをオーブンでさらに美味しく仕上げる焼き方は？ポイントや解凍方法も紹介

「うなぎ」は脂が適度に乗っていてタレがしっかりと染み込んだジューシーな味わいで、そのままでもご飯と一緒でも美味しく食べられるため、お年寄りから子どもまで幅広い層から人気を集めています。

最近はそのニーズの高まりから、うなぎ専門店だけではなくスーパーや通販サイトなどでも、うなぎが手軽に手に入るようになり、特別な日のメニューとしてではなく食べたいと思った時にうなぎを食べられるようになりました。

家でうなぎを食べる際は、焼き方や温め方のコツを覚えておくと、お店並みの美味しいうなぎを再現できます。今回は、うなぎをオーブンを使って温める際の焼き方について詳しく紹介します。

買ったうなぎは温め方で美味しさが変わる？

食べたいときに気軽に手に入るようになったうなぎですが、「家で食べるとなぜかあまり美味しくない」「やはりお店の味には敵わない」と感じたことがある方もいるかもしれません。

もちろん、うなぎ屋さんの作りたてのうなぎはタレがしっかり染みて熱々、ジューシーな味わいで美味しいですが、家で食べるときも正しい調理法で温めれば、お店レベルのうなぎを再現できます。

ポイントは、温め方にあります。間違ったうなぎの温め方をしてしまうと、うなぎ自体の水分がなくなりパサパサとした食感になったり、水っぽくべちゃっとした食感になってしまうことがあります。買ってきたうなぎを家で美味しく食べられるかどうかは、実は"温め方"で変わるということを覚えておいてください。

うなぎを家で温めるときの基本的な温め方

まずは、うなぎを家で温める際の一般的な温め方を見ていきましょう。うなぎの温め方は、決まったやり方があるわけではないので、それぞれの家庭にある家電や調理器具などに合わせて温めることになります。

電子レンジ

作り置きしたご飯やコンビニで買ってきたお弁当などを温めるときに欠かせないのが電子レンジです。時間とワット数を指定してチンするだけで温められるため、電子レンジを頻繁に使っている人も少なくないでしょう。

うなぎを電子レンジで温める際は、水分が飛びすぎないようにするのがポイントです。温める前に、うなぎの身に少しお酒をかけて加熱するとより美味しくなります。

うなぎの皮目を下にしてお皿の上に乗せてから、大さじ1〜2杯のお酒をうなぎ全体にまんべんなくふりかけましょう。パサパサにならないようふんわりとラップをかけて、600Wで1分ほど加熱するだけです。

あまり加熱しすぎると、うなぎの身が固くなってしまうので注意しましょう。

湯せん

通販でうなぎを購入した場合、多くは真空パックで冷凍されたうなぎが届きます。冷凍の真空パックのうなぎは、湯せんで簡単に温められます。お湯が沸騰したら火を止めて、真空パックのままうなぎをお湯に入れて温めましょう。5分ほどで温まりますが、鍋の大きさや水の量などによって温かくなるまでの時間は異なります。

フライパン

フライパンを使うことで簡単にうなぎを温めることができます。フライパンで調理するときは、うなぎを乗せる前にフライパンだけを温めておくのがポイントです。

温めたフライパンに、皮目を下にしたうなぎを並べ、大さじ1〜2杯程度のお酒をうなぎ全体にまんべんなくふりかけます。中火で加熱してふつふつしてきたら、ふたをして2～3分蒸し焼きにしましょう。

一度火を消して、付属のうなぎのタレを全体にまんべんなくふりかけてからもう一度ふたをし、余熱でタレを温めます。

魚焼きグリル

ガスコンロに付属している魚焼きグリルでもうなぎを温めることができます。魚焼きグリルを使うと、うなぎの表面がパリッと焼き上がり、うなぎの香ばしさを味わえます。

直接うなぎを魚焼きグリルに乗せるのではなく、アルミホイルを使いましょう。アルミホイルにうなぎを乗せてお酒を大さじ1程度ふりかけて包みます。包んだうなぎを魚焼きグリルで5分ほど焼きましょう。その後、アルミホイルを広げて、両面を1分ほど温めます。

オーブン

オーブンを使ってうなぎを温めるのもよいでしょう。魚焼きグリルと同様、皮がパリッと仕上がります。また、フライパンを使うよりも簡単な温め方なので、忙しい人にもおすすめの方法です。

オーブンを使った焼き方に関しては、焼き方のコツを踏まえて詳しく紹介していきます。

オーブンでさらに美味しく仕上げるうなぎの焼き方のポイント

オーブンは、食品の表面をパリッと仕上げられ、きれいな焼き色をつけることができる点が特徴です。オーブンを使ってうなぎを温める場合は、いくつかのコツを押さえるとさらに美味しく仕上げられます。

家でうなぎを食べる機会がある方は、ぜひコツを覚えておいて美味しいうなぎを味わってください。

オーブンだけを最初に温めておく

オーブンでうなぎを温める場合、うなぎを焼く前にオーブンだけを最初に温めておきましょう。予熱をすることで、焼きムラを防いで加熱時間を短くすることができます。

予熱する時間は製品によって異なりますが、10分前後かかるものもあります。

うなぎを水で洗う

うなぎは、あらかじめ水で洗っておきましょう。購入したうなぎの多くは、蒲焼きの状態になっています。調理してから時間が経つと、うなぎの表面についている脂やタレは酸化して臭みの原因になることもあります。

スーパーなどで売られているうなぎは、商品を美味しく見せるためにタレが多くかかっていたり、焦げがあったりすることもあります。これらの余分なタレや焦げを洗い流してから焼くことで、うなぎがより美味しくなります。

お酒をふりかける

電子レンジやフライパンでうなぎを温める際もお酒をふりかけますが、オーブンを使って焼くときもお酒を少量ふりかけましょう。

うなぎを温める際に料理酒を使う理由は、お酒に含まれるアルコール成分がうなぎを柔らかくするためです。また、お酒をふりかけることでうまみやコクを加えることができます。

アルミホイルで包む

アルミホイルで包むことで、うなぎの焦げつきを防げます。また、アルミホイルはうなぎを焼くときに水分を保ちながら均一に温められる働きもあるため、うなぎのふっくらした食感やジューシーな味わいを再現したいならアルミホイルを用意しましょう。

オーブンでより美味しくうなぎを焼く方法

オーブンを使ったうなぎの焼き方の手順を詳しく見ていきましょう。

予熱したりうなぎを洗ったりする下準備はありますが、焼き時間自体は使用するオーブンにもよりますが、5〜10分程度で皮がバリっとしてふっくらしたうなぎが出来上がります。

1. うなぎを温める前にオーブンを温めます。
2. 予熱している間に、うなぎの表面を水できれいに洗いましょう。水分が残らないよう、キッチンペーパーでしっかりふき取ってください。
3. うなぎ全体が包めるくらいのアルミホイルを用意します。
4. 大さじ1～2杯程度のお酒をうなぎ全体にまんべんなくふりかけ、皮目を下にしてうなぎをアルミホイルで包みます。
5. アルミホイルで包んだうなぎをオーブンで5～10分加熱しましょう。
6. 焼けたら一度アルミホイルを開けてタレを全体にまんべんなく塗ってから、再び2～3分加熱して完成です。

アルミホイルでうなぎを包むときは、うなぎの皮がアルミホイルにくっついてしまう可能性があるので、アルミホイルの内側に油を薄く塗っておくのがおすすめです。また、焼き加減はしっかり目に焼くとよいでしょう。

家で美味しいうなぎを！通販でかるおすすめの商品を紹介

通販で手に入るおすすめのうなぎを紹介します。蒲焼きはもちろん、白焼きやきざみうなぎなどもあるので、さまざまな食べ方でうなぎを楽しめます。

鹿児島県産 うなぎ蒲焼 半身【特大サイズ】 6枚セット

日本最大のうなぎの産地である鹿児島県産のうなぎを、蒲焼きにして食べやすく半身にカットしました。蒲焼きのタレは、しょうゆ・みりん・砂糖・でん粉のみで作っています。

脂が乗っているため、箸ですっと切れるほど柔らかく口に入れるとジューシーなうなぎの旨みが広がります。ちょうどいい大きさなので、1人前ずつ食べたり一人暮らしの方にもおすすめです。

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鹿児島県産 うなぎの蒲焼【大】 4尾セット

鹿児島県産の特大うなぎを使った蒲焼きが4尾入ったセットです。温暖な気候と豊富なミネラルを含む水資源で育ったうなぎは、1尾約156gと大きく食べ応え満点です。ご飯の上に乗せてうな丼やうな重などにも最適です。

備長炭に近い波長特性を持つ、電気ヒーターとガスの火の合わせ技で焼き上げているので、炭火で焼いたうなぎと同じ美味しさを家で楽しめます。大きいサイズなので、家族で食べるときやおもてなしにもおすすめです。

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鹿児島産 うなぎ白焼 【中】２尾セット

うなぎといえば蒲焼きが定番ですが、うなぎ本来の美味しさを味わうなら白焼きもおすすめです。職人の手によって1尾1尾丁寧にさばいて白焼きにしたうなぎの白焼き2尾のセットです。

焼タレをつけずに焼いてあるため、さっぱりとしていてうなぎ本来の旨みを堪能でき、お酒のおつまみにもぴったりです。付属のお塩や柚子胡椒をつけて食べるのもいいし、お好みでわさび醤油やポン酢などいろいろな味付けで食べてみてください。

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鹿児島産 うなぎ蒲焼 きざみうなぎ 10袋セット

鹿児島県産のうなぎにタレをしっかり染み込ませ、食べやすい大きさにカットしたきざみうなぎのセットです。小さくてもうなぎの食感や味わいがしっかり味わえるよう、カットの大きさにもこだわっています。

そのままご飯と食べるのもいいし、薬味と一緒に、またはお茶漬けにして食べるなど、名古屋名物のひつまぶしを家で再現できます。

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通販で購入した冷凍うなぎを美味しく解凍する方法

通販でうなぎを購入すると、多くは真空パックで冷凍された状態で届きます。真空パックは長期保存が可能で、冷凍されていれば冷凍庫に立ててしまうこともできて場所を取らないなど、さまざまなメリットがあります。

ただし、正しい解凍方法を知っておかないとせっかくの美味しいうなぎが台無しになってしまうこともあるため、しっかりとした解凍方法を知っておく必要があります。ここからは、うなぎを美味しく解凍する方法をご紹介しましょう。

自然解凍

自然解凍する場合は、冷凍うなぎをそのまま冷蔵庫に移して一晩かけてゆっくりと解凍させましょう。

ゆっくりと時間をかけて解凍することで、うなぎの本来の柔らかさとジューシーさを保ちやすくなります。その日の夕食にうなぎを食べる予定の場合は、前日の夜に冷凍庫から移すとよいでしょう。

流水解凍

早く解凍したい場合は、流水で解凍しましょう。冷凍されたうなぎをそのまま、10分程度流水をかけたまま解凍します。夏場に流水解凍する際は、水温が高くなる可能性があるため、流水ではなくボウルに氷水を入れて解凍するのがおすすめです。

オーブンで焼いたうなぎで作るアレンジレシピ

オーブンでパリッと焼き上げたうなぎを使ったアレンジレシピを2つご紹介します。

うなぎタコライス

沖縄のソウルフード、タコライスをうなぎを使って作ります。

【材料】2人分
うなぎの蒲焼：1枚
ごはん：茶碗2杯分
レタス：2枚
トマト：1個
A
タバスコ：5滴（お好みで）
レモン果汁：小さじ1
塩、こしょう：少々
オリーブオイル：小さじ2
シュレッドチーズ：40g

【作り方】

1. レタスはせん切りに、トマトは1.5cm角のサイコロ状に切ってAの調味料であえます。
2. うなぎを1.5cm幅にカットし、フライパンを中火で熱してカットしたうなぎを2～3分炒めて添付のタレを絡めます。
3. 器にごはんを盛りつけ、うなぎ、レタス、トマト、チーズの順にのせて完成です。

白焼うなぎのわさび茶漬け

白焼きのさっぱりとしながらもコクがある味わいをお茶漬けでいただきます。

【材料】2人分
うなぎ白焼：1枚
A
練りわさび：小さじ1
みりん：小さじ1

ご飯：240g
白だし：大さじ２
湯：300ml
三つ葉：適量
刻みのり：適量
練りわさび：小さじ1/2

【作り方】

1. Aを混ぜ合わせてうなぎ白焼に塗ってから、オーブン1,200Wで表面に焼き色が付くまで10分程焼いて2cm幅に切ります。
2. 三つ葉をざく切りにしておきましょう。
3. 器にごはんを盛りつけて1をのせ、白だしとお湯を合わせて注ぎ、三つ葉と刻みのり、わさびを添えたら完成です。

オーブンの焼き方を知って家のうなぎをもっと美味しく！

購入したうなぎの温め方や焼き方はいろいろありますが、オーブンを使えば、表面をパリッと仕上げてムラなくきれいな焼き色をつけられます。

家でもお店と同様のうなぎを味わいたいなら、今回ご紹介したオーブンの美味しいうなぎの焼き方をぜひ試してみてください。

ちょっとしたコツを押さえるだけで、いつものうなぎが見違えるように美味しくなります。