うなぎの白焼きとは?おすすめの食べ方や美味しい焼き方などを詳しく紹介
お年寄りから子供まで人気のある「うなぎ」は高級食材ですが、最近はスーパーや通販サイトなどでの取り扱いも多く、特別なごちそうではなく食べたいときに家で食べられる身近なものになりました。
うなぎといえば蒲焼きをイメージする方も多いですが、うなぎそのものの旨みを味わえる白焼きも根強い人気があります。今回は、うなぎの白焼きのおすすめの食べ方や焼き方などについて詳しく紹介します。
著者紹介
日本最大のうなぎの産地である鹿児島県から高品質なうなぎをお届けする「さとうの鰻」です。活きの良い鰻のみを厳選して美味しく焼き上げ、全国に発送しております。
今回は「うなぎの白焼き」について解説します。うなぎといってもさまざまな焼き方、種類があるので、ぜひこれを機会に知っていただければと思います。
うなぎの白焼きとは?
うなぎの白焼きは、蒲焼きのようなタレや味付けをしていないうなぎの素焼きのことです。調味料をつけずに直火で焼いたうなぎは、さっぱりとした淡白な味でうなぎの素材そのものを楽しめます。
そのため、うなぎの白焼きは焼き方が重要です。タレで味をごまかせない分、うなぎそのものの素材の味が問われます。白焼きの「焼き」によって、うなぎに含まれる余分な脂を落として旨みを閉じ込め、風味や焼き目をつけられます。
うなぎの白焼きと蒲焼の違い
うなぎの白焼きと蒲焼きの違いは、タレをつけて焼くか素焼きにするかです。うなぎの白焼きは、調味料をつけずにそのまま焼き上げます。うなぎの蒲焼きは、タレをつけながら焼きます。
蒲焼きは、うなぎ屋さんをはじめとしてスーパーなどでも多く売られているため、馴染みがある方も多いでしょう。しかし、うなぎの白焼きは多くのスーパーでは取り扱いがないことが多いです。
ただし、スーパーによってはうなぎの白焼きを取り扱っているところもあるため、よく行くスーパーで商品をチェックしてみるとよいでしょう。
うなぎの白焼きが食べられるようになった理由
うなぎの白焼きは、古くから食べられていました。1970年代、うなぎの養殖の発祥の地とされる浜名湖では、養殖の業者がうなぎの白焼きをよく周囲におすそ分けしていたのです。
うなぎはそのままいただいても、一般の人にはさばけない、業者のような蒲焼きができる技術もないため、白焼きの状態でのおすそ分けが重宝されました。
また、うなぎの蒲焼きは最終加工品、白焼きは半加工品とされていたため、うなぎの白焼きなら取り扱う際に保健所の許可が入らないことも白焼きが普及した要因のひとつだと考えられます。
うなぎの白焼きは、おすそわけの文化として広まりましたが、現在はうなぎの白焼き自体が商品として多くの人に親しまれています。
うなぎの白焼きの特徴
うなぎの白焼きの特徴を見ていきましょう。蒲焼きよりも新鮮でヘルシーで、うなぎ自体の旨みを味わえるのがポイントです。
うなぎそのものの旨みを味わえる
うなぎの白焼きの場合、蒲焼きのような甘辛いタレをつけずに焼き目をつけます。香ばしいうなぎの皮や脂の乗った旨みなど、うなぎの本来の美味しさを味わえるのがうなぎの白焼きの大きな特徴です。
塩分や脂質が低い
うなぎの白焼きは、うなぎを素焼きにしたものです。そのため、蒲焼きのようにタレや調味料を使っていないので、塩分や脂質、糖質が低い点も特徴です。焼きを入れることで、うなぎの余分な脂が落ちてさっぱりした味わいになります。
また、うなぎの白焼き100gに含まれる食塩相当量はわずか0.3g、塩分の摂りすぎに注意している方でも安心して食べられるでしょう。さらに、うなぎの白焼き100gに含まれる糖質も0.1gと、非常に少なくなっています。糖質制限をしたい方にも適した食材です。(1)
お酒のおつまみにぴったり
うなぎの白焼きは、お酒のおつまみにぴったりです。素焼きしてあるため、お好みでわさび醤油や塩などをつけて食べれば、どんなお酒にも合います。
うなぎの蒲焼きの場合、タレが甘すぎたり好みとは違ったりすることもありますが、白焼きなら好きな食べ方でお酒と一緒に楽しめます。
自宅でうなぎの白焼きをさらに美味しくする焼き方・温め方
うなぎの白焼きを家で美味しく食べる方法をご紹介します。上手く調理すれば、家でも作りたてのような美味しいうなぎを食べられます。
湯せんで温める
湯せんで温める方法もよいでしょう。通販サイトで購入したうなぎは、真空パックになっているものが多いため、そのまま湯せんして温めることができます。また、スーパーではビニールに包装されていることが多く、その場合も湯せんで温められます。
湯せんで温めるメリットは、うなぎを温めすぎても焦げたり水分が飛んだりする心配がない点です。うなぎの旨みはそのままに、身もふっくらと温められます。うなぎが密封されていないものを湯せんで温めたい場合は、ジップロックなどに入れ替えて温めるとよいでしょう。
グリルやトースターで温める
グリルやトースターを使って温める方法もあります。グリルやトースターの場合、より焼きが入るので、香ばしさやパリッと感が出ておすすめです。
ただし、グリルやトースターの場合は焼き加減が重要です。火が強過ぎたり長く焼き過ぎたりすると、焦げてしまうこともあります。また、水分が蒸発してしまい風味やジューシーさが損なわれパサパサとしたうなぎになる場合もあるため、温め方に注意が必要です。
電子レンジで温める
電子レンジを使って温めれば、簡単にうなぎを解凍したり温めたりできます。うなぎの水分が飛ばないようにラップをして温めましょう。
ポイントは、温め過ぎないことです。電子レンジのワット数や温める時間を確認して、正しく調理してください。温めている間も、できれば目を離さないようにうなぎをチェックしておくとよいでしょう。
うなぎの白焼きのおすすめの食べ方
うなぎの白焼きのおすすめの食べ方をチェックしてみましょう。調味料を使わず素焼きで仕上げているからこそ、お好みの味で楽しめるのもうなぎの白焼きの大きなメリットです。
わさび醤油
わさびを醤油に少し溶いて、うなぎの白焼きをつけて食べる食べ方です。醤油はお刺身や魚料理などにもよく使用される調味料のため、うなぎの白焼きとの相性も抜群です。
うなぎの白焼きの脂と醤油がほどよく混ざり合い、旨味が引き立ちます。
わさび
わさびだけをうなぎの白焼きに少しだけつけて食べます。うなぎの脂の甘みをわさびが引き締めてくれます。特に大きいサイズのうなぎの白焼きの方が、脂が乗っているのでわさびとのマリアージュを楽しめるでしょう。
わさびはなんでも構いませんが、練りわさびよりも本わさびの方が、よりうなぎの白焼きの美味しさが際立ちます。
ポン酢
ポン酢もうなぎの白焼きの美味しさを引き立たせる調味料です。醤油よりも柑橘系の酸味が加わっているため、さらにさっぱりといただけます。
ポン酢なら、子供にも食べやすい味になるため、家族でうなぎの白焼きを味わうときにもおすすめです。
塩
基本ともいえる食べ方が、塩です。塩を少量うなぎの白焼きにつけて食べることで、白焼き本来の美味しさが引き立ちます。シンプルな塩味が、うなぎの白焼きの旨みを強調してくれるでしょう。
塩はお好みのものを使えばOKですが、岩塩や海水塩などミネラルの豊富な塩や、味のついた藻塩や抹茶塩、ハーブソルトなどで食べるのもおすすめです。何種類か塩を用意して、食べ比べてみるのもいいですね。
柚子こしょう
柚子こしょうとうなぎの白焼きの相性も抜群です。ピリッとした唐辛子の辛さとゆずの爽やかさ、程よい塩味がうなぎの旨みを引き出してくれます。
うなぎの白焼きを食べやすくカットして、柚子こしょうを乗せて食べたり、醤油に少し柚子こしょうを混ぜて食べたりしてもよいでしょう。
しょうが醤油
しょうが醤油につけてもうなぎの白焼きはおいしく食べられます。しょうがには、臭みをとる働きがあるため、うなぎの脂もさっぱりといただけます。うなぎの脂っぽさが少し気になるという方は、しょうが醤油がおすすめです。
食べ比べもおすすめ!自宅で食べられるおすすめのうなぎ4選
お家で食べられるおすすめのうなぎを紹介します。白焼きはもちろん、王道ともいえる蒲焼き、きざみうなぎなどもあるため、いろんな種類のうなぎをお取り寄せして食べ比べてみるのもよいでしょう。
鹿児島産 うなぎ白焼 【中】2尾セット
鹿児島県産の最高品質のうなぎを、職人が1尾1尾丁寧にさばいて白焼きしました。備長炭に近い波長特性を持つ、電気ヒーターとガスの火の合わせ技で焼き上げています。まるで職人が焼いたように外はパリッと中はふわっとした仕上がりです。
作りたての美味しさを、庫内温度マイナス32℃以下のスパイラルフリーザーにより一気に急速凍結して、旨みをギュッと閉じ込めています。
付属の塩や柚子こしょうを付けて食べてもいいし、醤油やポン酢など、お好みの食べ方で味わってください。
鹿児島県産 うなぎの蒲焼【大】 4尾セット
うなぎの定番といえば蒲焼きです。日本最大のうなぎの産地、鹿児島県産のうなぎが1尾約156gとたっぷり入っています。大きいだけではなく、箸で切れるほどふわふわと柔らかな身が後を引く美味しさです。
食欲をそそるたれの香りもたまりません。大きいサイズなので、家族でうなぎを食べるときにもぴったりです。また、ご飯に豪快にうなぎを乗せてうな丼やうな重などで食べるのもおすすめです。
鹿児島県産 うなぎ蒲焼 半身【特大サイズ】 6枚セット
特大サイズのうなぎの蒲焼を、食べやすく半身にカットしたセットです。ちょうどいいサイズなので、小分けにして食べたり、一人暮らしでうなぎを味わったりするときにも適しています。
濃厚で香ばしいタレは、しょうゆ・みりん・砂糖・でん粉だけで作っています。2度のタレ漬けと焼きを加えてあるので、中までしっかり味が染みいていて、噛めば噛むほど柔らかな身がほぐれて口いっぱいに美味しさが広がります。
鹿児島産 うなぎ蒲焼 きざみうなぎ 10袋セット
お子様からご年配の方まで人気のきざみうなぎです。食べやすい大きさにきざんであるため、そのままご飯に乗せてうな丼が手軽に楽しめます。
うなぎの食感や味わいをしっかり楽しめるようカットの大きさにも気を配りました。最後はお茶漬けにして食べるのもおすすめです。
うなぎの白焼きはさまざまな食べ方で楽しめる一品
うなぎの白焼きは、調味料をつけずに焼き上げたうなぎの旨みを存分に味わえる焼き方です。醤油や塩、ポン酢などシンプルな調味料をつけるだけで、うなぎの美味しさがさらに引き立ちます。
ご飯と一緒に食べるのはもちろん、お酒のおつまみにもぴったりです。お家で簡単に温めて食べられるので、蒲焼きと一緒にうなぎの定番料理としてお取り寄せしてぜひ味わってみてください。