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2024/12/10

うなぎの焼き方は4種類もある!?それぞれの違いや豊富なアレンジレシピも

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うなぎの代表として「蒲焼」が有名ですが、地域によって焼き方が異なるのをご存知でしょうか。関東風や関西風、名古屋流や柳川流でうなぎの捌き方や焼き方が異なります。うなぎをより美味しくいただくためにも、地域ならではのこだわりを知っておきましょう。

また、うなぎは蒲焼以外の食べ方もおすすめです。今回は豊富なアレンジメニューから通な食べ方を紹介しますので、うなぎ好きの方はぜひ参考にしてください。

うなぎの焼き方・調理法は実は4種類もある!?

うなぎの焼き方・調理法は大きく分けて約4種類ほどあります。地域さながらの食べ方でもあるので、うなぎの美味しい食べ方を模索中の方は各ポイントをチェックしてみましょう。

関東風

関東風のうなぎは、背開きで調理されるのが一般的です。江戸っ子が多くいた関東では、切腹をイメージする腹開きでの調理は行われない背景があります。

うなぎを焼く際は竹串を使い、一度白焼きにしてから蒸すのが関東風です。同じタレ焼きでも関東風の蒸し焼きの工程が入ることにより、うなぎのふっくらとした身を味わうことができます。口当たり柔らかなうなぎを好む方には関東風が向いているでしょう。

関西風

関西風のうなぎは、腹開きにより調理されます。商品の多かった関西では「腹を割って話そう」といった意味合いから、腹開きでうなぎを焼く方法が主流となっていました。

関東風とは違い、関西風のうなぎはそのままタレ焼きをします。じっくりと火を通しながら焼き上げるため、パリッとした香ばしい食感が好みの方には関西風のうなぎがおすすめです。うなぎを焼く際は金串を使うのも、関西ならではの特徴となっています。

名古屋流

名古屋流のうなぎの焼き方は、関西風と似ています。関西風は頭を落とさずにタレ焼きを行うのが一般的ですが、名古屋流は頭を落としてから焼き上げる方法が主流です。

蒸す工程は挟みませんので、歯ごたえの感じるパリッとした食感を楽しみたい方に名古屋流が向いています。

柳川流

柳川流は、福岡の柳川で親しまれているうなぎの調理方法です。関東風と同じく背開きにしたうなぎを頭を落とした状態で焼き上げます。

柳川流は、串に刺さず、身も切らずに網の上で焼き上げるのが特徴です。うなぎを箸でひっくり返しながら焼き上げるので、熟練の技も相まっている調理方法ではないでしょうか。福岡に立ち寄った際は、ぜひ柳川流のうなぎを堪能してください。

【調理器具別】うなぎを自宅で美味しく食べるための焼き方を解説

うなぎを自宅で食べる際に、おすすめの焼き方を紹介します。より美味しく、自分好みのうなぎに仕上げるためにも以下の方法を試してみましょう。

うなぎの臭みが気になる方は、あらかじめうなぎを軽く洗い、キッチンペーパーなどで水気を拭き取ってから調理するのがおすすめです。

フライパン

【フライパンでうなぎを焼く方法】

  1. フライパンにアルミホイルを敷きます。
  2. うなぎが重ならないようにフライパンにのせましょう。(一口大にカットしてから焼いても構いません)
  3. うなぎ全体に酒をふりかけます。(酒の量はうなぎの下部にやや汁気が残る程度が目安です)
  4. 関東風のふっくらとしたうなぎが好みの方は、蓋をして蒸し焼きにしましょう。
  5. 酒の水分が少なくなったら、最後にタレをかけ、焼き上げたら完成です。

トースター

【トースターでうなぎを焼く方法】

  1. トースターの網のサイズに合わせてアルミホイルを敷きます。
  2. アルミホイルの上にうなぎを重ならないように並べてください。
  3. 大さじ1杯程度の酒をふりかけます。
  4. 焦げに注意しながら3~5分ほどトースターで焼いて完成です。(蒸し焼きにしたい方は、アルミホイルでうなぎを包んで温めてください)

魚焼きグリル

【魚焼きグリルでうなぎを焼く方法】

  1. 魚焼きグリルの上にアルミホイルを敷きます。
  2. うなぎが重ならないように魚焼きグリルにのせましょう。
  3. 大さじ1杯程度の酒をうなぎにふりかけます。
  4. 蒸し焼きが好みの方は、アルミホイルでうなぎを包んでください。
  5. 片面を中火で1分程度焼き、ひっくり返してもう1分焼きます。(うなぎが温まるまでこの工程を繰り返しましょう)
  6. 最後にタレをかけ、お好みの焼き加減までうなぎを温めて完成です。

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さらに焼き方にこだわりたい方はこんな焼き方も!

うなぎの食べ方は、大きく分けると「蒲焼」と「白焼き」の2種類があります。それぞれの美味しい食べ方をチェックしておきましょう。

蒲焼の美味しい食べ方

うなぎの蒲焼は、関東風と関西風の2つの食べ方があります。柔らかな食感と身に染み込んだタレの味わいを楽しみたい方は、蒸し焼き工程を挟む関東風のうなぎがおすすめです。以下の方法を参考に調理してみましょう。

関東風のうなぎの自宅調理方法

  1. フライパンにタレを入れ、軽く沸騰させます。
  2. うなぎの身の部分を下にし、フライパン(中火)で30秒焼きます。
  3. うなぎをひっくり返し、身が上になるようにして中火で10秒焼きます。
  4. さらにもう一度うなぎの身を下にした状態で、中火で30秒温めると味の染み込んだ関東風の蒲焼が完成です。

香ばしく焼き目が付いたうなぎが好みの方は、関西風が向いています。タレをかけてそのままじっくりと焼き上げるので、パリッとした食感を楽しめるでしょう。

関西風のうなぎの自宅調理方法

  1. 事前にハケやスプーンでタレをうなぎに塗る準備を整えます。
  2. うなぎを魚焼きグリルで焼き、表面に油が出てくるまでじっくりと焼き上げましょう。
  3. 一度、お湯で表面に出た油を落とします。
  4. 再度魚焼きグリルでうなぎを焼き、油が出てきたタイミングでタレを塗ります。(タレ焼きは3回程度繰り返してください)
  5. うなぎが焼けたらお皿やご飯の上にのせます。
  6. 余ったタレをフライパンで温め、うなぎにかけたら完成です。

白焼きの美味しい食べ方

うなぎの白焼きは、「蒸し」と「焼き」の2つの味わい方があります。ふっくらとした食感を堪能したい方は蒸し、香ばしい香りも楽しみたい方は焼きで白焼きを堪能しましょう。

白焼きを焼く方法

  1. 魚焼きグリルまたはフライパンで、うなぎの皮の部分から弱火で4~5分程度焼きます。
  2. うなぎをひっくり返し、身の部分も同じくじっくり焼き上げましょう。(両面焼きの場合は、ひっくり返す必要はありません)

白焼きを蒸す方法

  1. まずは上記の「白焼きを焼く方法」の工程を済ませます。
  2. 白焼きを蒸し器に入れて5分ほど蒸しましょう。
  3. フライパンで蒸す場合は、アルミホイルの上にうなぎをのせ、酒を少量ふりかけて弱火で5分ほど蒸してください。
    ※蒸し加減の好みに応じて時間を多く設定しても構いません。(上限目安:20分程度)

うなぎの白焼きは素材そのものの味わいを楽しめるほか、味変をしながら堪能できるのが魅力です。塩やポン酢、柚子胡椒や生姜醤油は人気の薬味となっているので、ぜひ試してみてください。

美味しいと人気の鹿児島県産うなぎ4選!

そのままでも美味しく味わうことができるように調理されたうなぎが通販で気軽に購入できます。本格的なうなぎを自宅で堪能したい方は、以下の4つの商品から好みの一品を見つけてください。

鹿児島県産 うなぎ蒲焼 半身【特大サイズ】 6枚セット

程良いサイズのうなぎを求めている方には、「うなぎの蒲焼 半身」がおすすめです。丼物はもちろん、アレンジメニューにも使いやすいサイズではないでしょうか。

ふっくらとした身が好評で、リピーターも多い商品です。6枚セットと容量も多いので、大人数でうなぎを堪能したい方はぜひチェックしましょう。

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鹿児島産 うなぎ蒲焼 きざみうなぎ 10袋セット

気軽にうなぎを楽しみたい方には、「きざみうなぎ」が向いています。そのままご飯にのせて食べても良いですし、ひつまぶしにして楽しんでも良いです。

あらかじめカットされているので、時短料理にもなります。10袋が1セットになっているものなどもあるので、シンプルに蒲焼として味わった後にアレンジメニューを楽しみたい方やご家族や友人にプレゼントしたい方にもおすすめの商品です。

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鹿児島県産 うなぎの蒲焼【大】 4尾セット

ダイナミックにうなぎを味わいたい方は、「うなぎの蒲焼」を食卓に並べませんか。箸で簡単にほぐれる柔らかさと、程よく甘辛いタレでご飯がよくすすみます。

サイズが大きいので、半分は蒲焼として、もう半分はアレンジメニューで味わうなど工夫もできます。お酒のお供にもぜひご賞味ください。

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鹿児島産 うなぎ白焼 【中】2尾セット

うなぎ本来の旨味と香りを堪能したい方は、「うなぎの白焼」はいかがでしょうか。香ばしく焼き上げながらもふっくらとした食感が魅力の商品です。

臭みも気にならないように加工されているので、白焼きがはじめての方にも試してみて欲しい一品です。塩や柚子胡椒で味を変えながらお楽しみください。

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うなぎをより楽しみたい方はアレンジレシピもおすすめ!

うなぎはアレンジレシピが豊富です。栄養満点のうなぎを美味しく飽きずに食べ続けたい方は、以下のレシピを参考に味わってください。

一般的な食べ方は「蒲焼」

うなぎの主流な食べ方は蒲焼です。関東風と関西風では焼き方が異なりますが、蒲焼のタレでいただく点では日本中で親しまれています。

うなぎ購入時にタレが付属しているケースがほとんどです。自分好みの蒲焼のタレを作りたい方は手作りしても良いかもしれません。

    ・しょうゆ
    ・みりん
    ・酒
    ・砂糖

      以上4つの調味料の配分を工夫して、自分好みの蒲焼のタレを作ってみましょう。

      山椒効いたうなぎの回鍋肉風

      中華風にうなぎを味わいたい方には、「山椒効いたうなぎの回鍋肉風」がおすすめです。オイスターソースや豆板醬のパンチ、ごま油の香り、うなぎのコクがマッチする一品ですので、ぜひご賞味ください。

      【用意するもの】

      ・うなぎの蒲焼 1枚
      ・キャベツ 200g
      ・ピーマン 2個
      ・にんにく 1片
      ・ごま油 大さじ1
      ・豆板醤 小さじ1
      ★(A)
      ★オイスターソース 大さじ1
      ★酒 大さじ1
      ★山椒 少々

      【山椒効いたうなぎの回鍋肉風の作り方】

      1. うなぎの蒲焼を縦半分、横3cm幅にカットします。
      2. キャベツはざく切り、ピーマンは乱切り、にんにくはみじん切りにしましょう。
      3. フライパンにごま油を入れます。
      4. にんにくと豆板醤を入れて弱火で熱し、香りがするまで加熱してください。
      5. キャベツ、ピーマンを加えてしんなりするまで炒めましょう。
      6. うなぎを加えてサッと炒めた後、A(★)の調味料を加えて味を整えたら完成です。

      白焼うなぎのわさび茶漬け

      「白焼うなぎのわさび茶漬け」は、さっぱりとした味わいでうなぎを堪能したい方に試してみて欲しいレシピです。わさびが上品に香るアレンジレシピなので、急な来客にも自信を持って出せるうなぎ料理ではないでしょうか。

      【用意するもの】

      ・うなぎ白焼 1枚
      ★(A)
      ★練りわさび 小さじ1
      ★みりん 小さじ1
      ・ご飯 240g
      ・白だし 大さじ2
      ・湯 300ml
      ・三つ葉 適量
      ・刻みのり 適量
      ・練りわさび 小さじ1/2

      【白焼うなぎのわさび茶漬けの作り方】

      1. A(★)の調味料を混ぜ合わせ、うなぎの白焼に塗ります。
      2. オーブントースター強(1,200W)で表面に焼き色が付くまで10分程焼き、うなぎの白焼を2cm幅にカットしてください。
      3. 後のせする三つ葉も、ざく切りにしておきましょう。
      4. 器にごはんを盛り、焼いたうなぎの白焼と白だし、湯を合わせて注ぎます。
      5. 三つ葉、刻みのり、わさびを添えて完成です。

      うなぎのロコモコ丼

      和食のイメージが強いうなぎも、ロコモコ丼にすればあっという間にハワイアン風に仕上がります。ケチャップ味がアクセントになるので、うなぎが苦手な方でも美味しく食べられるかもしれません。作り方も簡単なので、ぜひ試食してみましょう。

      【用意するもの】

      ・うなぎの蒲焼半身 1枚
      ・卵 2個
      ・サラダ油 小さじ1
      ・赤ワイン 大さじ1
      ★A
      ★鰻のタレ 1袋
      ★ケチャップ 大さじ2
      ★バター 10g
      ★塩 少々
      ★こしょう 少々
      ・ご飯 300g
      ・アボカド 1/2個
      ・ミニトマト 3個
      ・リーフレタス 2枚
      ・マヨネーズ 適量

      【うなぎのロコモコ丼の作り方】

      1. うなぎ蒲焼半身は半分の長さに切り、オーブントースター強(1,200W)で5分程焼きます。
      2. アボカドは種を取り除き、5㎜厚さの薄切りにしましょう。
      3. ミニトマトは半分にカットしてください。
      4. リーフレタスは食べやすい大きさにちぎっておきます。
      5. フライパンにサラダ油を入れて熱し、目玉焼きを焼きます。
      6. 耐熱容器に赤ワインを入れ、電子レンジ(600W)で1分加熱し、アルコールを飛ばしてください。
      7. A(★)の調味料を加えてさらに1分加熱し、ロコモコ丼のソースを作ります。
      8. 器にご飯を盛り、うなぎ、アボカド、ミニトマト、リーフレタスをのせ、うなぎにソースをかけましょう。
      9. 目玉焼きを添え、マヨネーズをかけて完成です。

      うなぎとセロリのマスタード炒め

      「うなぎとセロリのマスタード炒め」はご飯のお供はもちろん、お酒のつまみにもなる万能レシピです。酸味とコクのバランスがちょうどいい一品なので、ぜひ試してみてください。

      【用意するもの】

      ・うなぎの蒲焼 1枚
      ・セロリ 1本(100g)
      ・オリーブ油 大さじ1
      ・おろしにんにく 小さじ1
      ・粒マスタード 大さじ2

      【うなぎとセロリのマスタード炒めの作り方】

      1. うなぎの蒲焼を、2cm幅にカットします。
      2. セロリは筋を取り、斜め薄切りにしておきましょう。
      3. フライパンにオリーブ油とおろしにんにくを入れ、弱火で熱します。
      4. 香りが立ったらセロリを加え、油が回るまで中火で炒めてください。
      5. 最後にうなぎ、粒マスタードを加えて、全体的にさっと炒め絡めて完成です。

      うなぎとさつまいもの秋色ごはん

      主食のアレンジレシピを探している方は、「うなぎとさつまいもの秋色ごはん」はいかがでしょうか。さつまいもの甘みとうなぎの蒲焼の甘辛い味がクセになる混ぜご飯です。調理する材料が少ないので、料理初心者もチャレンジしてみましょう。

      【用意するもの】

      ・鰻蒲焼半身 2枚
      ・米 2合
      ★A
      ★酒 大さじ1
      ★昆布 5センチ
      ★塩 小さじ1/2
      ・さつまいも 小1本(150g位)
      ・しょうが 1/2片
      ・三つ葉 4本

      【うなぎとさつまいもの秋色ごはんの作り方】

      1. 米は洗って2合のメモリまで水を入れ、1時間程水分を浸漬させましょう。
      2. さつまいもは皮ごと1.5cm角に切り、さっと水にさらして水気を切ってください。
      3. しょうがはせん切りにし、うなぎは1.5㎝幅に切ります。
      4. 水分を浸透させた米に、A(★)の調味料を加えてひと混ぜしましょう。
      5. さつまいも、うなぎ、しょうがをのせて炊飯します。
      6. ご飯が炊きあがったらうなぎを取り出して全体を混ぜます。
      7. 最後にうなぎを戻してさっと混ぜ、器に盛って完成です。

      うなぎは焼き方で味わいが変化!お好みの食べ方を見つけてみよう

      うなぎは地域によって焼き方が異なり、味わいも変わります。ふわっとした食感が好みの方は関東風や柳川流、パリッとした食感が好みの方は関西風や名古屋流のうなぎを食べてみましょう。

      自宅で調理する場合は、フライパンやトースター、魚焼きグリルでひと手間加えるとさらに美味しく食べられます。うなぎ好きの方は、紹介したアレンジレシピも試してみてください。

       

       

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