うなぎの蒲焼の正しい切り方は?骨を食べやすくする切り方のコツも紹介
著者紹介
日本最大のうなぎの産地である鹿児島県から高品質なうなぎをお届けする「さとうの鰻」です。活きの良い鰻のみを厳選して美味しく焼き上げ、全国に発送しております。
今回は、うなぎの正しい切り方について解説します。ぜひこれを機会に知って頂き、参考にしてもらえればと思います。
うなぎの正しい切り方ってあるの?
スーパーなどで売られているうなぎの蒲焼の中には、カットされていないものもありますよね。そういった場合、購入したうなぎを自宅で切る際に、包丁で引くように切ってしまうと身が崩れてしまいます。
自宅で上手にうなぎを切るためには、コツがあります。それは、まな板にうなぎを置き、包丁で上から叩くようにうなぎを切ることです。上から叩くように切ることで、うなぎの身が崩れることなく綺麗にカットできます。
うなぎの骨を食べやすくする切り方も紹介
うなぎには骨があり、人によっては骨があることで食べづらさを感じることがあるでしょう。特に、中国産のうなぎなどは骨が太めなので、小さなお子様や高齢の方は食べる際に注意が必要です。
うなぎの骨が気になる場合は、包丁で切って食べやすくしてみましょう。まずうなぎの骨を切る際は、切りやすくするためにうなぎの蒲焼を冷凍庫で少しだけ凍らせるのがおすすめです。
凍らせたうなぎを皮まで切ってしまわないように注意しながら、1~2mm間隔で細かく切り込みを入れてください。こうすることでうなぎの骨が食べやすくなります。
うなぎは関東と関西で捌き方に違いがある?
うなぎには「関東風」と「関西風」の2つがあり、関東と関西ではうなぎの捌き方に違いがあります。ここでは、うなぎの関東と関西で見られる違いについて見ていきましょう。
関東では、江戸時代に武家社会が発展した影響を受け、うなぎを「背開き」で捌くのが主流です。武士の間では「切腹」を連想させる腹開きが縁起が悪いとされ、背開きが採用されました。現在でもこの風習が続いており、関東地域では背開きが一般的です。
一方、関西では「腹開き」が主流です。商人文化が栄えた関西では、「腹を割って話す」という言葉に象徴されるように、腹開きが好まれました。切腹のイメージが関東ほど強くなかったため、うなぎも腹開きで調理する習慣が定着しました。この文化は現在でも根付いています。
うなぎのタレや調理法にも関東と関西で違いがある
うなぎの捌き方は関東と関西で違いがあるように、タレの味付けや調理法も異なります。ここからは、タレの違いや調理法について解説していきます。
うなぎのタレの違い
関東と関西では、うなぎの蒲焼に使われるタレにも違いがあり、それぞれの地域の食文化や好みに合わせた特徴が見られます。
関東の蒲焼タレは、甘さや濃さが控えめのさっぱりとした味付けで、さらさらとした付けダレとなっています。関東のタレは、うなぎ本来の繊細な味わいを引き立てるため、素材の良さをよりダイレクトに楽しむことができます。
一方、関西の蒲焼タレは、甘みが強く濃厚でとろみのある仕上がりが特徴です。しっかりとしたタレがうなぎに絡み、白ご飯との相性も抜群です。うなぎの素材の旨味を感じたい方には関東のタレが、濃い味付けを好む方には関西のタレがおすすめです。
調理法の違い
関東では、うなぎを白焼きにした後に蒸しの工程を加え、最後にタレを付けて焼き上げるのが一般的な調理法です。この方法は、江戸時代にせっかちな江戸っ子を待たせずにうなぎを柔らかく仕上げる工夫として生まれました。蒸すことで脂が適度に抜け、うなぎの身は箸でほぐれるほど柔らかく仕上がります。
一方、関西では蒸す工程を省き、うなぎを直火で焼き上げます。焼きのみでうなぎをふっくらと仕上げる技術により、皮は香ばしく、身は柔らかい蒲焼が完成します。蒸さない分、うなぎ本来の脂の旨味をしっかりと楽しめるのが魅力です。
通販でお取り寄せできる国産うなぎ4選!プロの味を自宅で楽しもう
スーパーで売られているうなぎも美味しいですが、通販で販売されているうなぎは、自宅に居ながら本格的なプロの味を楽しめます。
ここでは、通販でお取り寄せできる国産うなぎを4つご紹介します。自分で食べるのはもちろん、贈り物としてもおすすめです。
鹿児島県産 うなぎ蒲焼 半身【特大サイズ】 6枚セット
鹿児島県産の上質なうなぎを使用した「さとうの鰻」で人気の高い蒲焼です。職人が丁寧に捌いたうなぎを白焼きし、外はパリッと中はふんわりと仕上げています。
焼き上がった白焼きにタレ漬けと焼きを2回繰り返すことで、専門店のような本格的な蒲焼が楽しめます。このうなぎは半身1枚が約95gとボリューム満点の特大サイズで、家族で贅沢に味わえる商品です。
商品はマイナス32度以下で急速冷凍されており、新鮮なまま家庭に届きます。冷凍庫で保管し、食べる際は電子レンジ・湯煎・グリルなどで簡単に温めて絶品のうなぎを堪能してください。
鹿児島県産 うなぎの蒲焼【大】 4尾セット
こちらの商品は、ボリュームたっぷりのうなぎの長蒲焼が4尾入っています。1尾あたり約156gの特大サイズで、しっかりとうなぎを味わいたい方にぴったりです。
その見た目からは想像できないほど身が柔らかく、ふわふわとした食感が特長で、贅沢な味わいが楽しめます。また、さとうの鰻特製のタレが白ご飯との相性も抜群で、大人から子どもまで家族全員で満足できる一品です。
鹿児島産 うなぎ白焼 【中】2尾セット
うなぎの白焼きが2尾入ったセットです。白焼きは蒲焼と異なりタレがついていないため、うなぎの純粋な旨みをしっかりと味わえるのが魅力です。外はパリッと香ばしく焼かれながらも、中はとても柔らかく、噛むほどにうなぎの風味が広がります。
また、白焼きにぴったりの焼塩とゆずこしょう、さらにさとうの鰻特製のうなぎのタレ(山椒付)が付属しているため、3つの異なる味わいで飽きることなく楽しめます。
いろいろな風味を試しながら、お好みの食べ方を見つけてみてください。
鹿児島産 うなぎ蒲焼 きざみうなぎ 10袋セット
小さめに刻まれたうなぎの蒲焼が10袋入った商品です。これまでの大ぶりなうなぎとは違い、細かく刻まれているため、小さなお子様やご年配の方でも食べやすくなっています。
自分でうなぎをカットする手間が不要で、商品が届いたら電子レンジなどで温めて、炊き立ての白ご飯にサッと乗せるだけで、手軽に本格的なうなぎ丼を楽しめます。
そのままの味わいも絶品ですが、温かいお茶やお湯をかけてお茶漬けにすれば、また違った美味しさが広がります。
おすすめレシピ別で見るうなぎの切り方
うなぎは、うな丼やうな重といった食べ方が主流ですが、アレンジを加えることでさまざまな味を楽しめます。ここでは、おすすめのアレンジレシピを、うなぎの切り方を含めてご紹介します。
白焼うなぎのわさび茶漬け
白焼うなぎのわさび茶漬けは、さっぱりとしながらも奥深い味わいが楽しめる一品です。白焼きうなぎを2cm幅の細切りにすることで、タレがよく絡み、口当たりも良くなります。
わさびとみりんを練り合わせた特製タレを塗り、トースターで焼き上げることで香ばしさが際立ちます。温かいご飯の上に焼き上げたうなぎをのせて緑茶を注ぎ、三つ葉や刻みのりを添えると彩りも美しく仕上がります。
うなぎのロコモコ丼
うなぎの蒲焼を使ったロコモコ丼は、和とハワイアンが融合した新感覚の一品です。うなぎの半身を半分の長さに切って、蒲焼のタレにケチャップを加えた特製ソースに絡めます。
ご飯の上に、特製ソースを絡めたうなぎ、目玉焼き、アボカド、ミニトマトを彩りよく盛り付けましょう。
麻婆豆腐うなぎ
麻婆豆腐を作る際に、ひき肉の代わりに1cm角に切ったうなぎを使用することで、ふんわりとした食感と濃厚な旨味が特徴的な仕上がりになります。
ざく切りにしたうなぎを長ねぎ、しょうが、にんにくと一緒に炒め、和風顆粒だしで味を整えながら豆腐と煮込みます。豆板醤や山椒を加えてピリッとした辛さを効かせることで、和風寄りの麻婆豆腐風に仕上がります。
山椒効いたうなぎの回鍋肉風
こちらは、うなぎを使った中華風アレンジ料理です。肉の代わりに蒲焼うなぎを縦半分に切り、さらに3cm幅にカットしたうなぎを使用することで濃厚なコクと風味を楽しめる一品です。
ざく切りにしたキャベツ、玉ねぎ、ピーマンをにんにくの香りを引き立てたごま油で炒め、切ったうなぎを加えてオイスターソースと豆板醤で味付けします。山椒を効かせることで、スパイシーな香りが全体を引き締め、うなぎの旨味が際立ちます。
料理に合った切り方でうなぎをさらに美味しく食べよう
今回は、うなぎの切り方について解説しました。スーパーや通販で買ったうなぎは、上から叩くように切ると、身が崩れることなくカットできます。また、うなぎを使ったアレンジレシピでは料理に合った切り方をすることで、うなぎの旨味を最大限に引き出せます。
ぜひ、さまざまな料理に合わせた切り方を試して、うなぎの魅力を存分に味わってみてください!